小学校の頃、父の強い勧めで柔道をやらされていた。
小さい頃は身体が小さくて、どうしても力勝負になる小学生の柔道で
勝てないから面白くなく、あまり熱心ではなかった。
というよりやりたくなかったのだから、勝てるはずもなく
悪循環の繰り返しだった。
それでも、自然体として一番最初に習うことが
脚は肩幅に開く、というものは覚えていた。
こらえ性のない私は高校時代、空手部にいた。
単純にブルース・リーが流行っていたという理由によるものだが
ここでも最初は 肩幅の脚幅がキーになっていた。
そして今の古武術にいたり、ここでも最初に立つときの
脚幅は 肩幅 と言われた。
教えられたことは、まずはそのままに動くこと。
これは絶対的なことだ。
二十年続けてきた今になって、この脚幅は肩幅、という重要性が分かってきた。
これ以上広くても狭くても動きが遅くなるのだ。
肩幅より狭ければ安定性に欠けるし、広ければ一度片方の脚に重心を移さないと
動けないということが分かった。
当然だろう、とすでに理解している方は多いのかも知れないが
実感として理解できるまで、私は自分の身体にすり込む時間が
人よりもかかってしまうのかも知れない。
単純なことの重要性、いま一度ちゃんと振り返ってみたい。
きっと最初に言われたことに一番需要なことがある、のかもしれない。
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