十数年、古武道剣術を稽古している。
教えていただける場所は、私が居住している場所から、飛行機で行かないとならないほど遠い場所にあった。
それでも稽古し始めは、あこがれの流派だっただけに、楽しく嬉しかった。
当時は今のように航空費も安くなく、早割などの割引がわずかに用意されているだけだった。
そんな訳で、稽古に伺えるのは年に一度。
それも自分の小遣いを貯めて行くので、女房には文句は言われなかったが、友人知人たちとの夜のお付き合いを断
りながらの予算捻出だった。
それでも続いてきたのは、遠く離れていて思うように上達しなかったからだと思う。
私の性格からいくと、比較的ラクに通えたりすると意外に早く飽きてしまったに違いない。
もちろん流派を習えること自体が、嬉しくそして教え自体ものすごく深いものなので、知れば知るほどに探求心が出
てくるので、遠くなくても飽きなかったかもしれない。
こういったことは結果オーライなので、ともかく良かったということにしておこう。
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